【23年度薬価改定】薬価と市場実勢価格の平均乖離率は約7.0% 薬価調査速報値
[前回調査から0.6ポイント縮小、後発品シェアは約79.0%]
Weekly Pick Up - 2022年 12月 07日
厚生労働省は12月2日の中央社会保険医療協議会・薬価専門部会に、2022年9月取引分を対象に実施した薬価調査の速報値を報告した。薬価と市場実勢価格の平均乖離率は約7.0%で、21年の前回調査と比べると0.6ポイント縮小した。23年度の中間年薬価改定について診療側や関係業界は、昨今の物価高騰などによる医薬品の原価率上昇や、医薬品の安定供給問題を考慮した特例的な対応を求めている。だが、同日の部会で支払側は、薬価調査の結果はほぼ例年並みであり、特段の配慮が必要だという根拠は乏しいとの見方を示した。
※医時通信を利用するにはユーザー登録が必要です