[認知症]平成26年中の行方不明者、認知症または認知症疑いは1万783人
[平成26年中における行方不明者の状況―警察庁(H27.6.25)]
精神科医療行政ニュース - 2015年 06月 26日
6月25日、警察庁は「平成26年中における行方不明者の状況」を明らかにしました。
この調査における行方不明者とは、警察に行方不明者届が出された人の数です。
平成26年中の行方不明者は8万1193人で前年と比べて2755人減少しています。男女別に見てみると、男性が5万2736人(65.0%)、女性が2万8457人(35.0%)という状況です。
年齢別では、10歳代が1万7763人(21.9%)で最も多く、次いで、20歳代が1万5814人(19.5%)、 70歳以上が1万5201人(18.7%)、30歳代が1万814人(13.3%)と続きます。
次に、原因・動機別を見てみると、疾病関係が1万6498人(20.3%)、家庭関係が1万6369人(20.2%)、事業・職業関係が8729人(10.8%)と多くなっています。
疾病関係1万6498人のうち、認知症は1万783人。認知症は、行方不明者届の受理時に、届出人から、認知症または認知症の疑いにより行方不明になったとの申出があった者として、平成24年中から計上されており、増加傾向となっています。
なお、平成26年中に所在が確認された行方不明者は7万9269人で、前年と比べて2913人減少していました。