[精神医療] 4月2日の「世界自閉症啓発デー」に先駆け、3月29日にシンポジウムを開催

[4月2日は「世界自閉症啓発デー」 東京タワーを青色にライトアップします―厚生労働省(H26.3.17)]

精神科医療行政ニュース - 2014年 03月 28日

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 厚生労働省は3月17日に、4月2日の「世界自閉症啓発デー」にあわせ、東京タワーがブルーライトに照らしだされる予定であることを報道発表いたしました。
 世界自閉症啓発デーとは、毎年4月2日から8日までを、発達障害啓発週間として、シンポジウムの開催やランドマークのブルーライトアップ等の活動を行っているものです。平成19年の国連総会において、カタール王国王妃の提案により、全世界の人々に自閉症を理解してもらう取り組みが催されています。

 

 今回のシンポジウムは、「世界自閉症啓発デー」に先駆け、3月29日(土) 10:00〜16:30、東京都千代田区の灘尾ホールで開催されます。テーマは、『共に支え合う−みんなで作ろう、やさしい街を−』 。暮らしやすい街づくりなどについて意見が交わされます。また、全国各地で行われている活動の様子が上映されます。

 

 東京タワーのブルーライトの点灯式は、4月2日18:15から、田村厚生労働大臣が出席し、また点灯式に引き続き、東ちづる氏が理事長を務める、一般社団法人Get in touchが主催するキャンドルリレーやライブ等が行われる予定となっています。

 

 このほか、横浜マリンタワー(神奈川県)や、通天閣(大阪府)、広島城天守閣(広島県)など約30か所でブルーライトアップが実施され、この日は、日本中が自閉症への理解の啓発にブルーに輝き、包まれることになります。

 

 自閉症は約500人に1人いると言われ、症状が軽い人たちも含めると、約100人に1人いると言われているそうです。自閉症の人々の状態像は多様ですが、ライフステージにあったサポートを家族の方々とともに、毎年行われているこのような取り組みをきっかけとし、周囲も理解やサポート体制を築いていく必要があると考えます。

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