[改定速報] 26年度改定時の保険収載に向けて、525件の学会要望技術を評価
[診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(平成25年度 第1回 11/12)《厚生労働省》]
平成26年度 診療報酬改定 完全速報 - 2013年 11月 14日
厚生労働省は11月12日に、診療報酬調査専門組織の「医療技術評価分科会」を開催した。
この分科会では、関係医学会などから「保険収載してほしい」との要望を受けた医療技術について、有効性・安全性などを審査・評価し、結果を中医協総会に報告する。総会では、平成26年度の診療報酬改定時に、医療上の必要性が高く、有効性・安全性が確保されていると考えられる技術を新たに保険収載することになる。
ちなみに、26年度改定に向けては、これまでの「手術」「検査」などに加えて「医学管理等」についても要望が認められている(p6参照)。
平成25年3〜6月にかけて学会等から保険収載要望のあった医療技術は805件(重複分をカウントすると863件)となった(p7参照)。
このうち、525件について「幅広い観点から評価が必要」と判断された(p71〜p1206参照)。
内訳は新規技術が234件、既存技術が291件である。
また、192件が「エビデンスが不十分」、88件が「使用する薬剤等が薬事法上の承認を受けていない」などの理由で評価対象外と判断されている。
今後は、各技術の有効性・安全性について検討を行い、来年(平成26年)1月以降に中医協総会に評価結果が報告される見込みだ(p11参照)。
資料として「医療技術の評価(案)」が提示されている(p34〜p1206参照)。たとえば、新規技術としては、日本口腔外科学会による「腐骨除去」(p536〜p541参照)や、日本自己輸血学会らによる「自己フィブリン糊作成術」(p586〜p587参照)などが、今後評価されることになる。