[精神医療]岡山県精神科医療センターが、自治体立優良病院総務大臣表彰を受賞
[平成25年度自治体立優良病院総務大臣表彰−総務省(H25.6.19)]
精神科医療行政ニュース - 2013年 06月 21日
総務省は6月19日、平成25年度の自治体立優良病院総務大臣表彰として、岡山県精神科医療センターを表彰することを明らかにしました。
同表彰は、自治体立病院で地域医療の確保に貢献し、かつ経営の健全性が確保されている病院を表彰するために設けられ、毎年1回実施されているものです。選考にあたっては、全国自治体病院開設者協議会会長及び全国自治体病院協議会会長から推薦のあった病院から、累積欠損金がなく、過去5カ年以上黒字決算であるものについて、経営の健全性、経営努力の状況及び地域医療に果たしている役割を総合的に判断し、決定しています。
今回表彰される岡山県精神科医療センターは、1957年4月に岡山県立岡山病院として精神科を開設。2007年4月に現在の独立行政法人岡山県精神科医療センターとなり、2009年5月に日本医療機能評価認定を受けています。現在、252床を有しています。
資料によると、平成23年度において、県下における措置入院の50%、応急入院の87%を受け入れており(当該センターの病床数は県内精神科病床数の3.6%)、それに伴い病床利用率は、平成20年度以降、90%を超える高水準を維持している、と報告されています。
また、地域の精神医療への貢献度も高く、平成25年4月に「訪問・通所型医療の中核拠点施設」として診療所を新たに整備し、在宅医療の充実と地域生活支援、さらに、県南東地域の精神科医師不在地域における精神科医療水準の低下を防ぐため、当該地域の市立総合病院外来に、週1回精神科医師を派遣しています。
なお資料には、最近5年間の被表彰病院が掲載されています。