[難病研究] 厚労省と文科省共同で、神経分野を含む「iPS細胞活用の難病研究」実施へ

[「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」を厚生労働省と文部科学省が共同で実施します−厚生労働省(H25.2.28)]

精神科医療行政ニュース - 2013年 03月 15日

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 2月28日、厚生労働省は文部科学省と共同で、「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」を実施することを公表しました。疾患特異的iPS細胞とは、患者の体細胞から作製したiPS細胞のことです。患部細胞へ分化させることで病態を再現することから、創薬に向けた試験等に活用できるとされています。
 研究テーマには、「神経分野」「循環器分野」「骨・軟骨・筋肉分野」「血液分野」の4分野を取り上げ、各研究の共同研究拠点と具体的な研究テーマ、参加する製薬企業などを確定しています。

 このうち、神経分野を見てみると、「神経変性疾患に関する調査研究」中野今治氏(自治医科大学)、「希少難治性神経疾患の疫学、病態解明、診断・治療法の開発に関する研究」中川正法氏(京都府立医科大学)、「孤発性パーキンソン病遺伝子同定と創薬・テーラーメード研究」戸田達史氏(神戸大学)、「希少難治性てんかんに関する調査研究」大槻泰介氏(国立精神・神経医療研究センター)、「三重県南部に多発する家族性認知症-パーキンソン症候群発症因子の探索と治療介入研究」小久保康昌氏(三重大学)などがあります。

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