[精神医療]「精神及び行動の障害」の入院患者、平均在院日数は男性の方が長い結果
[平成23年 患者調査の概況(11/27)《厚生労働省》]
精神科医療行政ニュース - 2012年 12月 18日
厚生労働省は11月27日に、平成23年の「患者調査の概況」を発表した。
患者調査とは、医療機関を利用する患者の傷病等の状況を明らかにするもの。調査は3年に1度行われ、「どの地域で、どのような疾病が多いのか」「年齢によって、疾病構造がどう違うのか」などを詳細に知ることができる。退院患者については23年9月、それ以外の患者については23年10月を対象に調べている。
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入院患者を疾病分類別に見ると、「精神及び行動の障害」282.3千人が最も多く、その内訳は、血管性及び詳細不明の認知症(再掲) 39.0千人、統合失調症,統合失調症型障害及び妄想性障害(再掲) 174.1千人となっている。
病院の「精神病床」には293.4千人が入院しており、うち「精神及び行動の障害」の患者は、「精神病床」に256.9千人、「療養病床」に16.9千人、「一般病床」に6.8千人など入院している。
次に、退院患者の平均在院日数を見てみると、「精神及び行動の障害」は296.1日と最も長く、男性は337.5日、女性は262.4日となっており、男女差は約75日もの開きがあることが分かった。