[メンタル] けんぽれんが職場のメンタルヘルス対策の観点から、気分障害や神経症性障害等を調査

[平成25年度メンタル系疾患(被保険者:入院外)の動向に関するレポート―健康保険組合連合会(H27.3)]

精神科医療行政ニュース - 2015年 04月 10日

» この記事を書いたメディアのページへ
 健康保険組合連合会はこのほど、「平成25年度メンタル系疾患(被保険者:入院外)の動向に関するレポート」を公表しました。

 レポートでは、職場のメンタルヘルス対策の観点から、平成25年4月から平成26年3月における、609組合の被保険者(約661万人)の、(1)「気分[感情]障害」、(2)「神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害」の「入院外」における有病者数や医療費が集計されています。集計内容のいくつかを紹介します。

(1)「気分[感情]障害(躁うつ病を含む)」
 被保険者に占める「気分[感情]障害(躁うつ病を含む)」の有病者数の割合は、平均が1.71%で、最も低いのが2月の1.64%(10万8699人)、最も高いのが3月の1.74%(11万5209人)となっています。
 次に、男女別を見てみると、加入者に占める割合は、男性が1.70%〜1.80%、女性:1.53%〜1.62%となっており、男性のほうが有病者数の割合が高くなっています。
 また、年齢層別に「気分[感情]障害(躁うつ病を含む)」の有病者数をみると、男性では、最も多いのが45〜49歳(17万1232人)で、次いで40〜44歳(16万5349人)、50〜54歳(13万6506人)という状況。一方、女性では、最も多いのが40〜44歳(7万1849人)で、次いで35〜39歳(7万659人)、30〜34歳(6万5801人)となっています。男女共に、働き盛りに「気分[感情]障害(躁うつ病を含む)」の有病者が多く、また男性に比べて女性のほうが年齢階層が低い傾向であることが示されています。
 さらに、業態別に加入者に占める有病者数の割合をみると、平均が1.71%で、最も高いのが公務の3.30%、次いで情報通信業の2.28%、学術研究、専門、技術サービス業の1.92%。医療・福祉を見てみると、平均よりも高い1.88%となっています。
 最後に、「気分[感情]障害(躁うつ病を含む)」の1人当たり医療費について見てみると、全体が2,510円、男性が2,691円、女性が2,156円となっており、男性のほうが高いことが報告されています。

(2)「神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害」
 被保険者に占める「神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害」の有病者数の割合は、平均が1.51%で、最も低いのが2月の1.31%(8万6633人)、最も高いのが7月の1.63%(10万7744人)となっています。
 次に、男女別を見てみると、加入者に占める割合は、男性が1.24%〜1.53%、女性が1.46%〜1.82%と、女性のほうが有病者数の割合が高くなっています。
 また、年齢階層別に「神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害」の有病者数をみると、男性では、最も多いのが45〜49歳(11万8403人)で、次いで40〜44歳(11万4351人)、50〜54歳(10万5159人)。一方、女性では、最も多いのが40〜44歳(7万349人)で、次いで35〜39歳(6万6020人)、45〜49歳(6万501人)という状況。気分障害と同様、働き盛りに有病者が多く、女性のほうが男性に比べ年齢階層がやや低い傾向が示されています。
 業態別に加入者に占める有病者数の割合をみると、平均が1.51%で、最も高いのが公務の2.62%、次いで医療、福祉の2.39%、情報通信業の1.85%となっています。
 「神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害」の1人当たり医療費について見てみると、全体が534円で、男性が491円、女性が617円となっており、女性のほうが高いことが報告されています。

関連資料

※資料をご覧いただくためには、ログインが必要です。
mail   pass

mail
pass

医時通信を利用するには
ユーザー登録が必要です

医時通信について

よくある質問