[精神疾患]国立障害者リハビリテーションセンター他3機関が、統合失調症患者参加の服薬カレンダーを開発

[統合失調症患者のための服薬セルフモニタリングシステムの検証実験開始−国立障害者リハビリテーションセンター(H27.3.9)]

精神科医療行政ニュース - 2015年 03月 13日

» この記事を書いたメディアのページへ

 国立障害者リハビリテーションセンターは3月9日、統合失調症患者のための服薬セルフモニタリングシステムの検証実験を開始したことを明らかにしました。

 これは、国立障害者リハビリテーションセンターが、国立精神・神経医療研究センター、慶應義塾大学、信州大学とともに、統合失調症患者が服薬カレンダーを使い、携帯電話やスマートフォンで服薬状況と体調変化を確認できる服薬セルフモニタリングシステムを開発したことによるもの。

 効果検証実験は、平成27年2月、5 人の統合失調症患者により開始。研究協力者は、訪問看護師らと1か月の試用を行うといいます。実験では、同システムによる服薬の安定化だけでなく、各協力者が生活場面で必要と考え、選出したテーマへの効果も検証されます。資料には、実験協力機関や、服薬セルフモニタリングシステムの概要が示されています。

 国立障害者リハビリテーションセンターは、この開発研究は、当事者参加を基本とした先駆的な取り組み(世界初の試み)で、統合失調症患者の在宅支援に技術開発が更なる貢献を果たす布石となる、としています。


関連資料

※資料をご覧いただくためには、ログインが必要です。
mail   pass

mail
pass

医時通信について

よくある質問