[精神医療]入院医療中心から地域生活を支える精神医療へ、精神障害者医療の指針案を取りまとめ
[「良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針」の案が取りまとまりました―厚生労働省(H25.12.18)]
精神科医療行政ニュース - 2013年 12月 20日
厚生労働省は、本年6月に成立した、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部を改正する法律」に基づき、新たな指針を策定するため、「精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針等に関する検討会」を設置し、7月26日に初会合を開いてから7回の会合を経て、12月18日に、「良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針」の案を取りまとめました。
指針案は、入院医療中心の精神医療から、地域生活を支えるための精神医療の実現を図るものです。精神障害者に対する保健医療福祉に関わる全ての関係者が目指すべき方向性が定められています。
なお、今後は所要の手続きを経て、年度内に大臣告示として指針が定められる予定です。また、この指針案において検討課題とされた「地域の受け皿づくりの在り方や病床を転換することの可否を含む具体的な方策の在り方」については、来年以降、同検討会のもとで検討する予定としています。